まつりぬし(祭り主)とは!?

『まつりぬし』とは、天との契約により、地の祓いを行う存在です。

 

建物にも土地にも、エネルギーが滞留しています。

それが、生きものを癒すようなエネルギーを持っている土地ならば【イヤシロチ】と呼ばれてきました。

また、その土地が人や動物に負荷をかける不浄のエネルギーを持っているのなら【ケガレチ】と呼ばれてきたのです。

 

昔の人間は、土地の微細なエネルギーを感じ取り、その土地がどのような性質のものであるかを判別できていました。イヤシロチなら作物はたわわに実り豊穣が約束されていました。ケガレチであるならば、病気やけがなどの不運や作物の不作などが現実の現象として現れてきました。

 

エネルギーは、人にも、そして土地や建物、物品にも宿ります。

100年以上、長年使った愛用品は【付喪神】になると、昔の人は信じてきました。それほど、蓄積されたエネルギーの影響は大きいのです。

時代が変わって、すべてが科学により検証されるよう考えられるようになりましたが、それは人間の感知能力が低下しただけのことであり、昔と変わらず、いえ、それ以上に、エネルギーの蓄積による弊害が起こっています。

 

まつりぬしは、その不浄なエネルギーを感知して見分け、天との契約によりその土地や建物、物品から穢れを祓うことができる、または除去していくことができる人材なのです。